大型犬用ドッグフードを選ぶ理由

大型犬には、小型犬よりもカロリー密度の低いフードが必要です。 
直感に反しているように思えるかもしれませんが、大型犬や超大型犬には、超小型犬・小型犬用に調製されたフードよりもカロリー密度が低いドッグフードが必要です。大型犬は代謝速度が比較的遅いため、小型犬や超小型犬に比べて、体重 1 kg（ポンド）あたりのカロリー必要量は少なくなります。また、大型犬や超大型犬は胃が大きいため、満腹になるには大量のフードが必要です。大型犬用に特別に調製されたフードは、大型犬の理想体型（Purina ボディコンディションスコアの 9 段階評価で 4～5）を維持できるように、低カロリー・低脂質になる傾向があります。 

体重の増え過ぎ防止には、給餌量を計量することが有効です。 
肥満は、大型犬や超大型犬に限らず、あらゆるサイズの犬でよく起こる問題です。一部の大型犬種は、過体重になりやすいことがよく知られています。過体重は、大型犬や超大型犬にとって、関節に余計なストレスを与える、後年に変形性関節症のリスクが大きくなるなど、重篤な健康問題につながる可能性があります。フードやおやつの量・重さを注意深く計量し、ペットの体型を定期的にチェックすることで、ペットの食べ過ぎを防止できます。すべての犬は個体によって固有のカロリー必要量が異なります。そのため、犬の理想体重を維持するには、給餌量を調整することが重要です。 

大型犬には、関節の健康をサポートする栄養素が必要です。 
大型犬や超大型犬は関節に問題が生じやすい傾向があり、大型犬用に特に調製されたフードが有益な理由はそこにあります。大型犬用のフードには、魚油に含まれるオメガ 3 脂肪酸や、肉・鶏肉の成分に由来するグルコサミンなど、関節の健康をサポートする成分が含まれています。オメガ 3 脂肪酸は、炎症（特に関節）の管理に役立つ可能性があり、大型犬が快適に活動できるように働きます。 

大型犬・超大型犬固有の栄養要件をすべて満たすドッグフードを見つけることは、ペットが健康で長生きできるようにサポートする第一歩です。愛犬の栄養に関して不明な点や心配ごとがある場合は、必ずかかりつけの獣医にご相談ください。