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ライフステージ別の栄養

成長期、維持期、繁殖期、高齢期の各ライフステージにおける犬・猫の栄養要件に関する実践的な情報。

仔猫と仔犬

不妊・去勢手術後のペットではエネルギー必要量が減少

不妊・去勢手術により、ペットの肥満リスクが高まる可能性があります。犬・猫が不妊・去勢手術を受ける年齢は、多くの場合、ペットの成長速度とエネルギー必要量が自然と減少する時期と重なります。また、不妊・去勢手術後の動物は、消費する食餌量が増加する傾向がある一方で、基礎代謝率、つまり安静時に身体機能を保つために必要なエネルギー量が低下します。

給餌器からフードを食べる白い犬

キーメッセージ


  • 次の理由により、不妊・去勢手術後はペットのカロリー摂取量を減らすことが重要です。 
    • 太り過ぎまたは肥満の犬は、さまざまな慢性疾患の発症、寿命の短縮および生活の質の低下のリスクが増加します。  
    • 太り過ぎの猫は、糖尿病、便秘、整形外科的疾患、下部尿路疾患および皮膚疾患に罹患する可能性が高くなります。 
  • 不妊・去勢手術後はエネルギー必要量が減少することを考慮して、カロリー摂取量をおよそ 30% を減らす必要があります。それ以降は、やせ型で健康な体型を維持するように給餌量を調節します。 
カンバセーション・スターター

「[わんちゃん/猫ちゃん]は不妊(または去勢)手術を受けたため、フードの量を少し減らす必要があります。不妊・去勢手術を受けたペットではエネルギー必要量が減少する一方で、食欲が増加する傾向があります。そのため、やせ型で健康な体型を維持するために効果的なのが、食物摂取量のコントロールです。」

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その他のリソース

Salt, C., Morris, P. J., Wilson, D., Lund, E. M., & German, A. J. (2019). Association between life span and body condition in neutered client-owned dogs. Journal of Veterinary Internal Medicine, 33, 89–99.  

Eirmann, L. A. (2014). The challenge of providing feeding recommendations for puppies after neutering. Proceedings of the Purina Companion Animal Nutrition Summit: Nutrition for Life, Austin, Texas, 25–31. 

Larsen, J. A. (2017). Risk of obesity in the neutered cat. Journal of Feline Medicine and Surgery, 19(8), 779–783.