成長期、維持期、繁殖期、高齢期の各ライフステージにおける犬・猫の栄養要件に関する実践的な情報。
仔猫と仔犬
不妊・去勢手術により、ペットの肥満リスクが高まる可能性があります。犬・猫が不妊・去勢手術を受ける年齢は、多くの場合、ペットの成長速度とエネルギー必要量が自然と減少する時期と重なります。また、不妊・去勢手術後の動物は、消費する食餌量が増加する傾向がある一方で、基礎代謝率、つまり安静時に身体機能を保つために必要なエネルギー量が低下します。
「[わんちゃん/猫ちゃん]は不妊(または去勢)手術を受けたため、フードの量を少し減らす必要があります。不妊・去勢手術を受けたペットではエネルギー必要量が減少する一方で、食欲が増加する傾向があります。そのため、やせ型で健康な体型を維持するために効果的なのが、食物摂取量のコントロールです。」
Salt, C., Morris, P. J., Wilson, D., Lund, E. M., & German, A. J. (2019). Association between life span and body condition in neutered client-owned dogs. Journal of Veterinary Internal Medicine, 33, 89–99.
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